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家の考え方

2021年07月15日SIMPLE NOTE

土地の広さや形、環境などによって、
たとえ平屋が建てられる土地でも、2階建てにせざるを得ない場合もありますが、
それらの条件をかんがみて問題なく平屋が建てられるとしたら、そうする方が良いと思います☆

耐震性、耐久性、将来性、住みやすさ、コスト、
これら全てが2階建てよりも優れているからです。

ですので、前回ご紹介させていただいた間口9m×奥行き18mの50坪の南向きの土地でも、
まずは平屋が建てられないかを考えてみましょう。

この土地の一番の特徴は、南向きであることで光を阻害されるものがないということです。

しかし、だからと言って南にリビングを配置し、そこに大きな窓をつくったとしても、
そこは外から丸見えになってしまうため、カーテンでその光を遮断することになります。

結果、安定した光が入ってこなくなり、家の奥の方が薄暗くなってしまいます。
キッチンや洗面所といった北に配置されやすい場所です。

ましてや、平屋を建てるとなると、さらに建物が南北に細長くなるため、
奥どころか中間付近にも光が届きにくくなり、余計にどんよりした家になってしまうかもしれません。

なので、一般的には2階建てにし、かつ個室を全て2階につくることで、
出来るだけ南の光を採り込むようにし、まんべんなく家全体を明るくしようとします。

また、50坪の土地で平屋を建てるには、
家の面積を小さくする工夫もしなければいけません。
もちろん、住みやすさも開放感も一切失うことなく。

ですが、これも明るさの確保と同じぐらい難しいため、
多くの住宅会社が、
2階建てしか提案できなくなるというわけです。

☑鍵は、1つ1つをよく考えること

「全ての居室を南向きにすべきである」という思い込みを多くの方がお持ちですが、
果たして、本当にそうすべきなのでしょうか?

もちろん、玄関、お風呂、トイレ、収納といった場所には、直射日光は必要ないかもしれませんが、
では、寝室には直射日光が必要なのでしょうか?

皆さんは、何時に寝に行きますか?
そして、何時に起きますか?
また、寝る時間以外で寝室で過ごすことはありますか?

子供部屋に関しても、南向きの部屋にする必要はあるのでしょうか?
子供たちは日中ずっと部屋で過ごされますか?
ガンガン直射日光が射し込んでくる部屋で、勉強に集中出来るのでしょうか?
子供たちが家を出て行った後、もし収納として使うとしたらどうでしょうか?

もちろん、これらの部屋は明るくあるべきなので、光はたっぷりと射し込むようにすべき場所ですが、
玄関や水回り同様に、南向きにこだわる必要はないと思いませんか?

そして、そう考えると、南からの日光を採り込みたい場所は、
リビングダイニングキッチンと洗濯干場ぐらいではないでしょうか?

また、これらの場所は、直射日光を採り込みながらも、
プライバシーが担保されていることが必須条件となります。

外から丸見えになれば居心地が悪くなってしまい、結局カーテンが開けられなくなるからです。
洗濯物が丸見えになり、景観と防犯性の両方が悪くなってしまうからです。

ですので、こういったことを加味しながら、プライバシーを担保しつつ、
家全体が明るくなるように、かつ、景観も防犯性もよくなるように、かつ、家事動線もよくなるように、
間取りを考えていかなければいけません。

しかし、この考えに基づいて完成した平屋は、
これら全てを実現しつつも、コストまで抑えることが出来ます。
また、平屋にすれば土地に無駄な余白が出来なくなり、
結果、外構工事費用もカットすることが出来ます。

ですから、どんな土地でも、
まずは平屋に出来ないか検討していただければと思います。

もちろん、先程もお伝えしたように、
50坪で平屋を建てようとしたら、家をコンパクトにすることが必要条件にはなりますが。






















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日々勉強、日々成長

2021年07月14日ブログ

こんばんは、クオリティハウスの橋本です。


実は先日、お客様からのクレームがありました。

原因はこちらの対応に関することで、お伝えすることをちゃんと出来ていないことがあったり、そんなことが原因だったと思います。

そんな時には、原因をしっかり考えて、どう改善していくかが大切なことだと思います。

何が悪かったのか?とか、いろんなことを考えていると、課題も色々見えてきたりします。

考えが固執してしまうと、きっとそこで成長は止まるんだなぁとも。

だから、やっぱりそういった声をいただくことは、自分たちや会社の成長につながるようにも思います。


色んな方の意見って、何よりの糧になりますよね。
失敗は成功の元とも言います!!


私たちの仕事は、ただ家を建てればいいというものではないと思っています。


みんなが楽しくくらせるように、そんな家づくりを心掛けないといけないので
小さな工務店ですが、それぞれの得意不得意を生かしたり、しっかり役割分担をして頑張っていきたいと思います。


これからも皆様の貴重なご意見、お待ちしておりますm(_ _)m


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当たり前が、良いものなのか?

2021年07月11日SIMPLE NOTE

こんばんは、クオリティハウスの橋本です。


これから購入しようと思う土地が50坪だとしたら、どのような家を建てようと思いますか?

また、その土地の間口が9mで、奥行きが18mだとしたら、
どのような間取りが出来上がると思いますか?

さらに、その土地が南向きだとしたら、
どのような暮らしをイメージしながら、間取りや外観を決めていきますか?


このような条件を持つ土地の場合、一般的には2階建ての家が建ちます。
1階にはリビングダイニングキッチンと、水回りとタタミコーナーがあり、
2階には寝室と子供部屋と納戸があるお家、といった感じでしょうか。

そして、水回りを北に配置しつつ、居室を出来るだけ南向きに配置し、
2階には大きなベランダを設置し、1階にはウッドデッキを設置します。

もちろん、南向きでつくった居室には大きな窓をつくり、
南からの光をたっぷりと採りこみつつ、ベランダやウッドデッキに出られるようにするでしょう。

それで果たして、「開放的で日当たりがいい南向きの土地の良さをふんだんに生かした住まいの出来上がり!」ということに、なるのでしょうか?

果たして、「想像通りの明るくて開放的で、
居心地が住まいの出来上がりです!」ということになるでしょうか?

ならないですよね・・・
道行く人たちから家の中が全部丸見えになってしまいますもんね・・・

では、丸見えを隠す作業をしてくとします。
まずは、外から見える大きな窓には、全てカーテンをつけていきます。

でも、レースだけでは心もとないので、遮光カーテンもつけないといけません。

ウッドデッキも丸見えでは使いづらいですよね。
ですから、植栽や目隠しをせざるを得なくなります。
あるいは、丸見えのまま放置し、ずっと使わないままということも。

次に、洗濯について考えてみます。
まず、ベランダで洗濯物を干すととってもよく乾きそうな気がしますが、
でも、そうすれば洗濯物が丸見えになってしまいますよね?そして、家の景観が台無しになってしまいます。

また、干しに行くためにわざわざ2階に上がり、たたむために再び1階に降りてきて、
再び片付けるために、また上に上がらなければいけないとしたら、これって良い家事動線なのでしょうか?

ですよね・・・非効率ですよね・・・

では、続いて片付けや掃除について考えてみます。
実は、このお家はとっても片付けや掃除がしにくくなってしまうんです。

その一番の理由は、子供部屋がうまく活用出来ないからです。
子供は親のそばに居たいものだし、ただでさえ片付けもしないのに、さらにそれを上に持ってけって言っても持っていくわけありません。汗

で、リビングに何もかもが集まり、常に散乱してしまうというわけです。

言われてみると確かに!と思う話なのですが、
これらを要約すると、よく考えて間取りを考えるようにしないと、明るくもなければ、開放的でもない、
そして、家事動線もよくなければ、片付けや掃除もしにくい家を、
より高いコストをかけながら建ててしまう、というわけです。

ということで、次回は、
50坪の土地に建つ一般的じゃない家についてお伝えさせていただこうと思います。

今回ご紹介したお家を常識的だとするならば、次回お伝えするお家はなかなか非常識なので、
ぜひ楽しみにしていてください☆



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断熱の勉強

2021年07月09日ブログ

今日は、新しく導入しようと考えている断熱工事の、施工説明に来ていただきました。

お越しいただいたのは、いつも仲良くさせていただいている工務店さんのご紹介で知り合った業者の方です。

ドイツや、30年前から断熱気密について研究?をしているとても詳しい設計士さんから学ばれている方で、知識が半端なくすごい!

難しいことも多いけど、情報が面白いし、勉強になる。

家って、中途半端に断熱気密を高めるのが一番良くない。
そんな中途半端なことをするなら、スカスカの家や昔の家の方が家は長持ちする。(その代わり、暑い、寒い、エコではない)

やるなら徹底的に。

ということで、これからのさらなる進化のため
断熱施工のレベルアップの指導をいただいきました。

ただ、従来よりかなりの手間がかかる...
おそらく10倍くらい?

でも、やる価値はあるのだと思います!

断熱先進国のドイツでも、もう何十年も前から実績のあるものですし、ワクワクします!

自分たちも良いものは取り入れて進化していきたい。

お施主様に喜んでいただけるのが、目に見えるんです。

日々勉強、日々努力。

仲良くさせていただいている工務店さんも
とても向上心があり、すごく良い家づくりをされているので
自分たちも良い刺激になり、追いつけ追い越せと頑張れます。

周りに感謝!!

Hさん、今日はありがとうございました。





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毎月の返済額を決める時の注意点

2021年06月25日SIMPLE NOTE

家づくりをするにあたって、毎月の返済額をいくらにすべきなのか?
お分かりになるでしょうか。

家賃ぐらいが妥当なのか?
あるいは家賃より高くなって当たり前なのか?
あるいは家賃より低く設定すべきなのか?

もちろん、正解は人によって違うため、一概には言えませんが、
1つ言えることは、毎月の返済額を決める上で知っておくべきコトが3つあるということです。


まず、知っておくべきコトが、
家を持つと維持するためのコストがかかるということです。

つまり、賃貸暮らしの時より、出費が多くなるということですね。

●「固定資産税」(都市計画税)家を持つと支払い義務が出来る税金ですね。

●「火災保険料・地震保険料」
家を持つと、絶対に火災保険を掛けなければいけません。
また地震保険は任意ですが、これに加入するとなれば、さらに別途費用が必要だし、
これらの保険を継続して掛け続けていかなければいけません。

●「メンテナンス費用」
生涯暮らしていく住まいなので、自己責任で定期的にメンテナンスをしていくようになるため、
この費用のことも、もちろん考慮すべきですよね。

以上の3つが、家を持つことで掛かるようになるコストなのですが、
この他、家の面積も賃貸より大きくなるため、家の性能や大きさ、暮らし方によっては、
光熱費が賃貸の時より高くなるかもしれないし、
もっと先を見据えると、老後生活のためのリフォーム費用も必要となるかもしれませんし、その費用のことも考慮すべきですよね。

続いて知っておいていただきたいことが、可処分所得が下がっていくということです。
つまり、給料の手取り金額が減っていくということです。

この理由は、少子高齢化だからです。
高齢者が増え、介護料や年金がたくさん必要になるのに対し、
少子化が進むことによって、社会保険を納付する人数が
減っていっているわけですからね。
私たちの社会保険の納付負担は、上がって当然だというわけです。

ですので、収入が上がっていくことを前提とした返済シュミレーションや資金計画は、
大きなリスクを背負う原因となるかもしれません。
物価や税金も徐々に上がっていくことも想定しておかないといけないですからね。

最後に知っておいていただきたいことは、老後に備えて貯金をしていくべきであるということです。

少子高齢化のため、私たちには現在支給されているほど
年金が支給されないでしょうし、
きっと年金を受け取ることが出来る年齢も遅くなるでしょう。

それゆえ、60歳や65歳で退職するのではなく、もっと長く働かざるを得なくなると思いますが、
とはいえ、ずっと働くことが出来るかどうかは、現時点では分かりません。

ですので、老後生活のための備えを今からコツコツとしていく必要があるというわけです。
たとえ可処分所得が減ってしまったとしても、です。

つまり、家づくりの資金計画は、今の状況だけを考えてするのではなく、
以上の3つに共通するように、未来のことまで考慮しながらしなければいけないということです。

なので、周りのみんなや、住宅会社にとっての当たり前に影響を受けないように、
自分自身の収入と支出、それから今後の暮らしのことまでよく考えた上で、毎月の返済額を決定していただければと思います。
これが資金計画をする上で最も大切なコトになります☆


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