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こんにちは、クオリティハウスの橋本です(*^-^*)
今日は、Y様邸の土台伏せでした♪
※土台伏せとは、基礎の上に家の土台になる木をひいていきます。
水平力(横からの力)に強くするために、格子に組んでいます。
土台は吉野桧です。※詳しくは是非グーグルで検索してみてください(^^)
今回の構造材となる木は、梁を除いて、乾燥機で乾燥させます。
梁は天然乾燥の木を使います。
乾燥方法には、
天然乾燥(何年もねかせて自然に乾燥させる)
中温乾燥(約80度くらいで乾燥させる)
高温乾燥(約120度くらいで乾燥させる)
の三種類があります。
この桧は、中温乾燥させてあります。
中温で乾燥させると、外の部分には干割れとよばれるヒビのようなものが入りやすく、見た目的は少し悪くなりますが
高温乾燥より内部の割れがなくて、強度が良いからです♪
↑筋みたいな線が干割れです。構造の強度には全く影響はありません!!!
柱や梁などは面積が大きく、木の芯をもっているので(木の切り口はバームクーヘンのようになっています)
木の膨張、収縮の度合いが大きく、乾燥するとその分干割れが入りやすいです。
でも、干割れが発生している木のほうが強いんです。
※1996年に宮崎県工業試験場工芸支部の荒武さんという先生が(東京大学 農学博士)
「構造材の干割れと力学的性質」(『木材工業Vol.51,No.11』)と言う論文を出されていて、実証されています。
ひび割れと年輪巾との関係を調べた結果でも、年輪巾が小さい程ひび割れ面積が大きい相関関係が得られたそうです。
つまり、年輪巾の小さい木材程、ひび割れが大きくなり、結果的に強度も高いと推察できます。
割れている方が強い!?って、なんだか不思議ですね。本当に自然の力って不思議。
なぜか「天然の木は割れや反りなどの問題点がある」という風に言われるところもありますが
問題点ではなく木の性質で自然なことで
先ほどの話も踏まえて、それで家の強度が落ちるということは全くありません。
詳しくはこんな研究結果の資料↓を見つけたので、ぜひ見てください♪
http://www.nararinshi.pref.nara.jp/anzen.anshin/06-qanda.pdf
昔の話ですが、家を建ててから木が落ち着くまで数年は反ったりねじれたりすると見た目が悪いので
大工さんが、込み栓(木で作った釘のようなもの)で細工をしたりして、柱と梁などをガッチリと固定していたので
反ったりはしなかったそうですよ♪職人さんはすごいです。
現代では、金物で固定されています♪
日本の強い家づくり、日本の天然の木の強さや優しさ
もう一度、思い出してほしいです。
せっかくの一生に一度の家づくり
今の若い方にも、少しでもその良さを知ってもらえたら嬉しいなぁと、私たちは願っています☆
家族の絆を大切にした
木の香りとぬくもりを感じる
夏は涼しくて冬は暖かいお家
クオリティハウスの構造見学会、6月29日、30日です♪
こだわりのお家を是非ご見学にお越しください(*^_^*)
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